犬のフィラリアについて
2019年11月02日
犬のフィラリア症はどんな病気か?
1犬フィラリアの成虫が右心室と肺動脈に寄生する静脈系の循環不全。
2犬フィラリアの排泄・分泌抗原と抗体複合体の結合・沈着による炎症反応と自己組織障害。
犬フィラリアの感染の仕方は?
犬フィラリアに感染した犬を吸血した蚊のミクロフィラリアは犬の体内に入り幼虫になり、それを吸血した蚊が感染源となります。
発症するとどんな症状か?
急性症で元気がなくなり、血尿などが見られ一晩で亡くなることがあります。
慢性症:発咳からはじまり、呼吸困難、貧血、腹水、肺水腫、肺高血圧、心不全症状などが見られます。
注意:予防の前にすることは?
駆虫薬によって犬フィラリアの幼虫が死ぬと犬がショック症状を起こすことがある為、投薬前に動物病院で犬フィラリアが寄生していないことを確認する必要があります。
いつ位から投与した方が良いか?
近年は温暖化で蚊が早く発生していますので、大体5月からはじめて12月まで投与した方が良いと思います。
予防薬はミクロフィラリアが幼虫になる12月までしっかり投与しましょう。(後半が大事になってきます)